アトリエの暖房器具。
どうする?
どうせならおしゃれなの置きたいよねー ということで、
最初は真鍮のニッセンストーブ(ISやIS3、DX、NEなどの型のタイプ)を探していましたが、
2018年から受注生産の新品が値上げしからか、中古品もそれに伴い値上がり!
ちょっと高すぎ 高杉くんということで、
ニッセンより手頃に買えるアラジンにやっぱりしようか・・・ということになりました。
そしたら、今までしっかり探してなかったから
「アラジンなら最新の型の新品を買っても可愛いはず」と思っていたけど、
アラジンといっても、
その型によって随分と変化していることがわかりました。
そこで、
同じように「アラジンストーブ可愛いな♪欲しいな♫」と思っている方のお役に立てるように、
型番とそれぞれの特徴について、まとめたいと思います。
古い順にいきますよ〜!
15型(昭和32~41年頃)
これが、一番初期。
元々はIRという会社だったのが、アラジンになって初めてのストーブです。
この15型の最大のポイントは、
見た目ももちろんですが、タンクが真鍮製ということ。
え?どういうこと?
タンクが真鍮製ということは、
こーんなことだって出来ちゃうよっていうことなんです!
可愛くないですか?
チムニー(筒の部分)をガラスに変えるかどうかはわからないけれど、
我が家もカスタムする予定です。
ちなみに、ガラスチムニーは上のサイトでは売り切れになっていますが、
ヤフオク!でいくつか出品されているようでした。
(オークションなので、リンクは割愛しますね。)
また、最近発見したのですが、
真鍮のチムニーを作ってる方もいるそうです。
真鍮も可愛いかも…♡
しかも受け皿もあるので、
キャンパーならガラスチムニーより真鍮チムニーの方が
割れる心配もなくていいのでは?と思いました^ ^
アラジンストーブのカスタムから
話は戻して…私はこの部分がお気に入り♡
垂直ハンドル♡
ですが、このネジは、
真鍮製なので無理な力が加わるとなめることがあるようです。
気をつけて回しま〜す(汗)
※他のねじも、15型は真鍮。なめないよう気を付けてください。
ちなみに、我が家はマイナスネジを現行真鍮製に変えました。
現行にすると、マイナスねじがなくプラスになりますが、
手入れをする時にねじが固着していることが多いので、
それでも!と頑張ってとるのではなく、ねじを切ってしまって、
新しいものに変えた方が、正直楽です。
もちろん、こだわり派な「ねじも絶対ヴィンテージ!」という方もいます。すごいですよね。
あ、ちなみに新品の真鍮のねじは、モノタロウで買いました。
15型は前期と後期がありますが、そんなに大きな違いはないようです。
(最初の見本の写真は前期のスタンダードです。)
あと、4本脚のものと8本脚のものが存在します。下のお皿はありません。
耐震制御装置がついてないので、そこが心配な方は、15型はおすすめできませんが、
一応 昔国産のストーブの性能が悪く、倒れると炎上してしまっていたけれど、
アラジンは倒れても炎上せず、また立て直しても、
何事もなかったかのように燃焼し続けるということで、人気があったそうです。
また、デザインにこだわる人にはやっぱりこの15型が一番人気な気がします。
タンクも背も、他より小ぶりとのことで、可愛らしいイメージにぴったり。
状態にもよりますが、私が探してみた感じだと、20,000円〜50,000円くらいの価格帯でした。
作りは一番シンプルなはずなので、レストアやメンテナンスができる方なら、
お値打ちなのを買って自分でお手入れすると、お安く手に入れれるのではないでしょうか?
15型の芯(ボタンホック芯)などパーツは、アラジンでは買えなくても、ストーブ専門店で買えましたよ。
私たちが購入したサイト↓
キャンプストーブ、ランタンと北欧アウトドアショップ
Old and Tools
https://www.outdoor-campstove.com/
また、色によって変わる部分があります。
デラックス
アイボリー色の方はデラックスと呼ばれる。
炎を見る丸いのぞき窓(マイカ)が2枚あり、下の燃料タンクを吊り下げている部分(ロアフレーム)がクロムメッキ。
あと これは本当かどうかわかりませんが、
スタンダードよりデラックスの方が横方向に暖かく感じるという話があるそうです。
わかりにくいけど、反対側(正面)にも窓があるんです↓
スタンダード
グリーン色はスタンダードと呼ばれる。
マイカが1枚のみで、ロアフレームが塗装。
今の最終型は、価格ドットコムで見たらこちらの色の方が高かったけど、
15型は比較的こちらの色の方がお値打ちなことが多いような気がしました。
という理由で、我が家はこちらのスタンダードを購入しました。
こちらの窓は1枚だけ↓
16型(昭和42~45年頃)
2代目ですね。
垂直ハンドルが斜ハンドルになりました。
見本写真のはハンドルがレアな六角形タイプ↓
(写真右上)
通常はこんなハンドル↓
真鍮製だった燃料タンクですが、一部は真鍮のままなのですが、一部上の方が鉄になったそうです。
鉄になりましたが、塗装を剥いでオリジナルカラーに塗装するカスタム自体は可能だと思います。
ただし、ストーブなので耐熱塗料を選んでくださいね。
(耐熱塗料を探してみたら、色が黒かシルバーくらいしかなさそうでした。業者向けの専門店で探したら見つけれるかも。)
また、燃料タンクの変更は素材だけではなく、
二重構造に変わります。安全性のためですね。
そして、16型から芯も変わります。
16型以降は16LP芯という同じ芯に。
アイボリー てかホワイトはデラックス、グリーンはスタンダードと分かれているのは、変わらないのですが、
前期と後期で外枠とクリップの形状が変わるなど、
この頃からコストダウンのためにあれやこれや変わるようになっていったようです。
うーん、画像見てる感じだと、
16型はネジがマイナスではなくプラスっぽく見えますね。
前期
ヴィンテージなデザインのアラジンが欲しいなら、16型前期までで探すといいかもしれません。
さりげなく写ってます↓
右上:後期から形が変わるクリップと、後期から見えなくなってしまうチムニー下の穴
左上:後期から一重になる取っ手部分の付け根と、くびれがなくなる持ち手ハンドル
後期
間違い探しみたいですが、
ちょっとづつ変わってきています。
右上と左下写真見ると、前期との違いがわかりやすいですよ↓
丸い下受け皿はいつから?
実は、後の37型のところで、「下受け皿が追加され~」という記述が登場するのですが、
画像を見ていたら、既に16型に下受け皿がついているのがあるんですよね。
ただし、最初の16型のイメージ写真もそうなのですが、こちらの上の画像も、
丸い下受け皿には”YANASE”と文字が刻印されているので、
あくまで個人的な推測ですが、輸入していたヤナセが、
日本の基準を満たすために、下受け皿をつくっていたのかもしれません。
そうじゃないと、なんで輸入してたヤナセの文字が入っているの?という疑問に
つじつまが合わない気がするのです。
25型(昭和46年頃)
17と来るかと思いきや、25でした。
燃料タンクが25型以降は全てスチール製になります。
また、25型から消火装置がつき、その分重たくなります。
耐震というよりは、転倒消化装置で、蓋が下りて火が消えるというタイプ(ふた降下式)とのことなので、
耐震にこだわる方は、次の型以降で探されるといいと思います。
32型(昭和47年頃)
またまた数字が飛び飛びですね。
JIS規格の変更に合わせて耐震消火装置(吊り下げスナファー式)に変わります。
素人なので、このかっこの”~式”と言うのはあまり気にしないでいいかなと個人的には思っています。
そしてついに!英国製はここまでになってしまいます。
37PKD型(昭和48~49年頃)
日本アラジンができたので、英国で作ったパーツを日本で組み立てるように。
耐震消火装置(空気式)は日本製がつけられました。
また、下受け皿(置台)も追加され、最初は丸い形だったけど、のちに四角形になりました。
個人的には丸の方がデザインに合ってて好き。
でも、生産のことを考えると、そりゃ四角の方がロスも少なくていいよね。
その後、一部パーツを日本産に切り替え、ハーフになります。
と、ここで、このデザイン感が最後になってしまいます。
37型までは、耐震消火装置さえ外してしまえば、16型の雰囲気にできちゃうんですね。
J38型(昭和50~52年頃)
もう、ここからは芯などの一部のみ輸入で、他は日本製に。
(なので、型の前に”J”がつく。
一部サイトには38から完全国産という表示がされていますが、確かに芯などが輸入でも、
完全国産と言っても間違いではないと思います。)
芯繰り出し機能や振り子カバーがついたり、機能性が向上します。
耐震消化装置は芯降下、遮蔽式に。
また、1年間の無料修理補償がつくようになりました。
(って今売ってる中古には関係ないお話ですが。)
デザイン、こことここと~って箇条書きできないレベルで変わりました。
J39型(昭和53年~)
39からは、純国産品となる。
それと同時にグレード(スタンダードとデラックス)が廃止され、
ただの色別(ホワイトとグリーン)に。
社会的な情勢の変化から、アラジンブランドの売却が行われ、
存続を続けるため、価格が4万円代になる。
正面ギアの変更や耐震消火装置が芯降下式のみに変更され、
燃焼性能、安全面など、機能性が更に向上したと言われている。
ガードが付いたりマイナーチェンジはしてるものの、
39型の販売期間は1978年からなんと今日まで続いていて一番長い。
対流式なので、空気は温まるが、
ストーブの天板は熱くなっても周りはあまり熱くないとの噂あり。
ちなみに、見た目重視な人はこのガードを自分で外すこともしばしば。
参考写真のも、外されています。
ガードは次のBF39型の写真についていますよ↓
BF39型(平成16年~)
全J39の時にブランド売却があった関係で、アルファベットがJ→BFになってマイナーチェンジ。
また、定番のホワイトとグリーンの39型とは別で、オリジナルで
ブルーフレームブラックヒーターが発売され、
黒のみ、初めて燃焼筒の下の方が2重の耐熱ガラス(二重ガラスチムニー)で、
燃焼が見えやすいようデザインされる。
これはこれで可愛い!
(ガードは外した方が好みだけど。)
(お子さんやペットがいるご家庭では、ぜひガードは外しても、周りの囲いをつけてくださいね。)
おしゃれな人は使ってる!歴代アラジンストーブの種類と特徴を徹底調査!のまとめ
いかがでしたでしょうか?
冒頭にも書いたように、突然アラジンに方向転換した私たちもびっくりの種類多さだったので、
最近のキャンプ人気で「アラジンを初めて知った!」という方や、
「憧れのアラジンを買おう!」という方など、
なんとなくは知ってるけど、どれを買おう?って思った時に、
同じように迷うと思うので
(そして、意外と種類などをわかりやすくまとめてるサイトがなかったので)
こちらを見て、「よし、うちはこの型にしよう!」って参考にしていただければと思います。
ちなみに、数少ないアラジン記事のページをいろいろ見てまとめました。
もし間違ってる情報がありましたらお許しください。
それでは、
くれぐれも火の管理には気を付けて、
アラジンストーブのある生活をお楽しみくださいませ♪