ヤフオクで車を買ってみたら、
意外と個人間売買が難しくなかったので、
今度は、手放す車を売ってみよう!と言うことで、
売主になってみました。
こちらのページでは、
- 個人間売買で売る車のチェックリスト
- 車の売却金額の決め方
- 引き渡しまでに準備するもの
- 個人間売買の契約書・覚書
- 実際に私が個人へ車を売ってみての口コミ感想
などについて、
ご紹介したいと思います。
車の個人間売買の流れについては、
別ブログにするので、お待ちを〜
売る方か買う方って言ったら、
売る方が簡単そう!
でも買う人は友達じゃないから、
正直どんな人かわからなくて、ちょっぴり怖い。。。
どんなことに気をつけたらいいワンか?
書類を交わせば、よっぽっど安心だと思う。
私たちが売った時の覚書のテンプレも貼っておくから、
ぜひ参考にしてにゃー。
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個人間売買・売る前のチェックリスト
売ると言うことは、
商品の情報をオープンにする必要があります。
車を探している人が知りたい情報を、
しっかりこちらが把握しておきましょう。
車の個人間売買といえば、ヤフオク!と言うことで、
出品に必要な項目を確認しておけば、安心だと思います。
ヤフオクの自動車の出品に必要な情報はこちら
- 画像:10枚まで
- 自動車メーカー
- 車種名・グレード
- 年式(初年度登録年)
- 色
- 排気量
- 走行距離
- 車検の残り
- 輸入車の場合、ディーラーか並行輸入か
- メーカー点検記録簿
- 車の使用用途(自家用・事業用・レンタカー・リース・他)
- オーナー数
- 引き渡し条件(現状がほとんどだと思います。)
- 設備(エアコン、ETC、HDD、スライドドア、本革シート、
スペアタイヤなど、たくさん項目あり) - 説明コメント(車の状態、乗った年数、匂いなど)
もし、
売買契約書を交わす予定、
名義変更まで、3万円の預かり金が必要、
現況渡しで、引き渡し後のキャンセル不可なら、
そちらも説明コメント欄に記載しておきましょう。
個人へ車を売る時の売却金額の決め方
個人間売買の場合の車の売却金額は、
「A.お店の買取金額」<「B.売値」<「C.お店の販売価格」
にするのが基本です。
売り手としては、
お店で買ってもらうより高く売れないと意味ないし、
買い手としては、
お店よりかなり安く買えないと損だからです。
(個人間売買では、基本的に買主さんが名義変更します。
そのため、買主にとって、その手間以上の大幅な安さがないと、
個人間売買の魅力が薄くなってしまいます。
もちろん、レアな車は別ですよ。)
と言うわけで、
まずはAの「売却最低金額」と、
Cの「売却最高金額」2つのリサーチをして、
Bの範囲「今の相場」をつかみましょう。
中古車屋に査定依頼をする方法
中古車のお店に査定依頼をすれば、
一番具体的にA.売却最低金額が把握できます。
メリット:一番ナウでヤングな相場が知れる
デメリット:電話したりしないといけないのがちょっと手間
この場合、
「たくさんのお店から一番高く買い取ってくれるお店を選ぶ」
みたいなサービスは、利用しない方がいいです。
理由1.市場は変動するから
いつまでもこの時の高い金額で買ってくれるわけではないのに、
なぜだか人って、一度聞いた高い金額にすがるクセがあるから。
理由2.対応に疲れちゃうから
大体の金額を知りたいだけなのに、
たくさん電話がかかってきたら、時間が無駄に取られてしまうのはもちろん、
対応で消耗してしまうから。
ただ、確かに1社に聞いただけだと
数字の信憑性が不安だと思うので、
2社〜多くても3社くらいにとどめておくのがおすすめです。
中古車サイトの売値×仕入れ率から計算する方法
こちらは、AとCどちらもリサーチできる方法です。
グーネットとかカーセンサーとかの
大手中古車情報サイトに、
「車種」「年式」「走行距離」(できれば「色」も)を入れて、
売却する車と似た状態の車の、
販売価格=Cをリサーチしてください。
そうしたら、これはちょっと裏技的な方法なのですが、
「C」×「60〜70%」をしてください。
これで求めた数字が、Aのめやすになります。
メリット:2つの金額が1つのリサーチで出せる
デメリット:Aで算出した買取価格は、
その、今売りに出てる車を仕入れた時の値段であって、
“めやす”である。
関係ないけど、カーセンサーって
こんなこだわった感じの情報誌(雑誌)作ってるんですね!
知らなかった〜!
ヤフオクで似た条件の販売価格をチェック
Bの販売価格は「A<B<C」ですが、
範囲が広いので、
車の個人出品の有名どころ=ヤフオクでは、
いくらくらいで今売りに出ているのかも、
リサーチします。
他の出品者さんの車を見ることで、
「私はこれより条件がいいから、高めでもいいかも」とか、
「ある程度スピーディーに売れたいから、
似た条件のこれより5万円安くしよう」など、
最後の細かい金額の決定の
参考になります。
尚、急がないのであれば、
最初はやや高め(C寄り)で出品しておいて、
順番に値段を下げていく。と言う方法もアリです。
ヤフオクだと、「いくらになりませんか?」と言う質問も来るので、
そういった声を参考に、
次の再出品の時に、価格を変更する売れやすくなると思います。
※ヤフオクは、メルカリと違って専用出品はできません。
また、オークション期間中に価格を変更することもできません。
引き渡しまでに準備するもの
車体以外に渡すものをまとめる
- スペアキー
- 点検記録など、車関係の書類
- 売買代金の領収書
- (該当する場合)3万円の預かり金の預かり証
あと、渡すものじゃないけど、
引き渡しの日に現金を受け取った後どうするか?も
決めておくとスムーズ。
名義変更に必要な書類
車と自賠責保険の名義変更は基本的に買主がやってくれるので、
売主は、その手続きに必要な書類を揃えればOKです。
- 車検証
- 自賠責の保険証明書
- 自動車納税証明書
- 譲渡証明書
- 委任状
- 現在の所有者の印鑑証明書
また、売却する車の任意保険は、
名義変更後に解約するのをお忘れなく。
日割り計算して、返金がありますよ。
(名義変更した車検証の写しが必要なので、
名義変更が終わってからでないと、解約できません。)
↑でも、事前に「この車、売る予定なんだよね」って、
任意保険の担当者さんに報告しておいた方がスムーズかも。
ちなみに、
「名義変更がいつまでたっても全然してもらえない!」
「催促や確認をしても、一切対応をしてもらえない。」
そんな時は、
最終手段として廃車手続きをすることができます。
廃車手続きをされると、
買主は公道を走ることができなくなってしまうので、
本当にどうしようもない時の最終手段にしてくださいね。
車の個人間売買で契約書は必要?
正直、車の個人間売買では、
契約書をしっかり取り交すことの方が珍しいと思います。
もちろん、あった方がより良いものです。
- 売却すると利益が出てしまう
- 何かトラブルが起こらないか心配
これらの場合は、契約書を作成することをおすすめします。
※車自体の売買契約書なので、収入印紙は貼らなくて大丈夫だそうです。
さて、わたくしごとですが、車を売却することになりました。
ネットオークションでの個人売買です。トラブルを避けるために売買契約書を作成することにしました。
さて、この契約書には印紙を貼るのでしょうか?
答えは「NO」です。
自動車売買契約書には、収入印紙を貼る必要はありません。
(法人も個人も)
ちなみに、私たちは契約書ほど堅苦しくなく、
でもお互いのためにもルールをはっきりさせておきたくて、
覚書を作成しました。
(書式は最後の感想欄に貼ってあります。)
もし売り手がどうしても書類が必要なのに、
買い手が「絶対に書類は交わしたくない!」と言うのであれば、
売買自体を中止・破棄することも考えた方がいいかもしれません。
ただし、ヤフオクなどで代金が前払いされた後だと、
厄介です。
そんな「めんどくさい・・・」って状況にならないように、
できる限り最初の「売る前のチェックリスト」のところで、
買主に条件として書いておくのがおすすめです。
車を個人間売買で売ってみた感想・口コミ
最後に、
こちらのページは「調べてまとめた」だけではなく、
「実際に車を個人間売買で売った」ので、
ケーススタディとして、
感じたことを書きたいと思います。
まず、私たちの取引条件はこちら。
- 購入方法:直接
- 支払い方法:現金(引き渡し時)
- 距離:遠方(電車で来る)
- 現車確認:当日
- 持ち帰り方法:自走
- 車両状態:車検あり
買主探しについて
個人間売買は、自分で買い手を探さないといけません。
- ヤフオクやメルカリに出品
- 信頼できる知人や友人に声をかける
考えられる方法は、少ないですが、
この2種類になります。
「2」用に、
写真や概要をまとめたデータを作って送ると、
声をかけられた知人にとって、広めやすくて便利だと思います。
ちなみに、不安な取引はしたくないので、
「信頼できる人」だけに声をかけることが大切です。
現車確認・引き渡し場所について
現車確認が当日であること、
電車でこちらまで来ることから、
最寄駅から近くて明るい場所で待ち合わせしました。
現車確認が無事終わったら、
お金を受け取ります。
買主を待たせることになりますが、
絶対にその場で(車の中などで)金額とあってるか数えましょう。
そこまで心配しなくても・・・って感じかもしれませんが、
当日現金を受け取るなら、
「数える人・そうでない人」で2人いると安心です。
特に現車確認が引き渡し日と言うことは、
初めましてになるので、
そう言う意味でも2人はいた方がいいなと感じました。
※あまりどちらかが多いと、相手に威圧的に見られるので、
多くても3人までにした方がいいと思います。
もし事情があって大人数になる場合、
事前に伝えておくと、相手もびっくりしにくいです。
書類(覚書)について
甲→売主、乙→買主にて、
こちらの覚書を取り交わしました。
名義変更について
車の名義を誰にするか迷っていたのか、
「ちょっと時間がかかるかも」と引き渡し日に言われていましたが、
翌週にはすぐ名義変更を終えてくれました。
対応の良い購入者さんで、本当によかったです。
総合評価
実は、偶然にも買主さんが近い年代の方でした。
それもあってか、どちらも夫婦で来たので、
和やかな雰囲気で引き渡しをすることができました。
買主さんは、車が好きなようで、
現車確認もしっかりチェックしていましたし、
「私たちの愛車を、これから大切に乗ってくれそうだな。」
と言う印象でした。
希望額より安くしか売れなかったけど、
中古車買取店には、
もーーーっと安くしか買ってもらえないと思うので、
取引もスムーズにしてもらえたし、
個人間売買で売って、大正解!でした。
今回、売り手も買い手もどちらも体験してみて、
やはり友達も予想していた通り、
「売り手の方がリスクが少ない」と言う印象です。
名義変更されない悪質な場合は廃車手続きができるし、
そもそも不安なら、
契約書をきちんと交わせばいい。
リスクは買い手に比べると少ないと思うので、
ぜひ気になる方は、
個人間売買での車の売却にチャレンジしてみてくださいね。
もちろん、自己責任で!←お決まりの文句 笑
そして、買い手さんが安心できる取引をしてもらえると、
買い手経験のある私としては、嬉しいです。
よければ、
買った時のブログもよければご覧ください。
【車の個人間売買】チェックリスト付!
実際に買った感想(ヤフオク)